進出企業インタビュー

紀北地域 〜紀の川緑のインダストリーベルト〜

インタビュー01 幅広い人材が集まる便利な労働環境

トランスコスモス株式会社和歌山市毛見1520 和歌山マリーナシティ内わかやま館企業のホームページへ

デジタルマーケティング・EC・コンタクトセンター統括 デジタルカスタマーコミュニケーション総括
西日本本部 第一ユニット MCMセンター和歌山
センター長 神山 稔樹 さん

神山 稔樹 さん トランスコスモス株式会社内

 私たちは1966年の創業以来、優れた「人」と最新の「技術力」を融合し、より価値の高いアウトソーシングサービスを世界規模で提供しています。ここは2002年、関西地域のコンタクトセンターの地方拠点として設立され、地域性を活かしたCRMソリューションを拡大しています。
 和歌山への進出の決め手は、トランスコスモス㈱前身の丸栄計算センター㈱の創業地であり、創業者の出身地ということで故郷に貢献したいという思いもあったと聞いておりますが、何より大阪本部から近い地方の中心地でありながら広い敷地も確保できた点です。当社のような労働集約型事業では、従業員の通勤の利便性が重要です。ここには広い駐車場があるので、車で通勤が可能です。ということは、和歌山市をはじめ海南や有田など広範囲のエリアから人材が集まりやすくなります。現在350人の従業員の内9割以上が車で通勤しています。
 これからも地域の優秀なスタッフとともに、和歌山の企業様との関わりをさらに深めていきたいと考えています。

インタビュー02 県と市のサポートで全てが順調

中部抵抗器株式会社紀の川市北勢田字山田726番11北勢田企業のホームページへ

常務取締役 統括部長 光松 克祐 さん

光松 克祐 さん 中部抵抗器株式会社

 当社は、愛知県稲沢市に本社を置き、三菱電機㈱様向けの空調機用熱交換器やエレベーター部品、FA機器などを製造しております。この度、和歌山市にある三菱電機㈱様向けの熱交換器工場として、よりお客様の近くで生産体制を作ると共に、BCPの観点や物流コスト削減を図っていくため和歌山に進出を決めました。
 進出におきましては、何かと分からないこともありましたので、県の企業立地課に相談させて頂いたところ、和歌山市からも近く、京奈和自動車道などアクセスも便利な用地があるということで、北勢田第2工業団地をご紹介頂き、進出を決めることになりました。
 奨励金制度はもちろん、仁坂知事や中村紀の川市長のトップセールスをはじめ、県と市の職員の皆様方には非常に熱心に対応して頂き感謝しております。
 雇用の面でも、各学校や就職フェアなども紹介頂き、計画通りに人材も集まり、平成25年8月から操業しております。地元採用が7割で、社員の一員として共に頑張ってくれています。
 今後も事業拡大に向けて、お客様との関係、行政と地元の方々との関係を大切にしながらしっかりと事業を行っていきたいと思っています。

 用地の広さとアクセスの良さが魅力

田村薬品工業株式会社橋本市紀ノ光台3丁目2番1号紀北橋本エコヒルズ企業のホームページへ

代表取締役社長 田村 大作 さん

田村 大作 さん 田村薬品工業株式会社

 当社は、大阪の薬の町「道修町(どしょうまち)」に本社を置き、医薬品・医薬部外品及び健康食品、清涼飲料水の製造・販売を手掛ける総合医薬品製造メーカーです。大手製薬企業製品の受託製造を行うとともに、研究開発を行い自社製品の製造・販売を行っております。進出に至った経緯は、海外医薬品メーカーとの競争や協業を見据え、また将来の国内少子化も見越すとともに社員の家族を幸せにする体制を整えることが大きな開設した経緯となっています。
 和歌山県を選んだ理由は、将来用地の敷地として、十分な広さを確保できること、そして京奈和自動車などによるアクセス面で、陸、海、空での輸送が有利であること、そして何より和歌山県や橋本市の企業誘致の姿勢が活発で、親切に対応していただいたことが、選定のポイントになりました。
 紀ノ光台工場では、人と物の導線を分離し、汚染リスクの排除や自動化による効率化を通じて、国内外で通用する製品の生産体制の増強を図ります。また、本店工場(奈良県御所市)、五條工場(奈良県五條市)、紀ノ光台工場の3工場を製造拠点として、国内のみならず、グローバルな医薬品製造企業として業容の拡大を図っていきたいと考えています。

インタビュー04 和歌山から高付加価値商品を世界へ

NTN和歌山製作所橋本市紀ノ光台3丁目2番7号紀北橋本エコヒルズ企業のホームページへ

NTN和歌山製作所 高機能ラジアルベアリング

 当社は、大阪市に本社を置く、精密機器メーカーです。世界33カ国に約220の拠点を持ち、グローバルに事業を展開しています。主力商品であるベアリングは、自動車をはじめ、鉄道車両、建設機械、航空機、医療機器などさまざまな産業機械に用いられています。
 このたび当社が希望する広い用地が橋本市に確保でき、「和歌山製作所」を設立することになりました。京奈和自動車道の開通により大阪市内や関西空港をはじめ、近畿・中部地方への交通アクセスが良く、また、近隣には多数の高等学校があり、優秀な人材の確保が期待できることも魅力でした。
 進出にあたり、仁坂知事をはじめとした和歌山県庁の皆さま、橋本市役所の皆さまには熱心にご対応を頂き感謝いたしております。
 「和歌山製作所」では、自動車の電動化や低燃費化を背景に、市場ニーズが急速に高まっている高機能ラジアルベアリングの生産を行います。
 地域の皆さまに愛される企業を目指すとともに、ベアリングをはじめ、機械をなめらかに動かす商品を世界に送り出し、「なめらかな社会」の実現に貢献してまいります。

紀中・紀南地域

インタビュー05 和歌山で世界に向けたモノづくりを

恵和株式会社日高郡印南町印南原4026-13御坊工業団地企業のホームページへ

和歌山テクノセンター センター長 村上 暢一 さん

村上 暢一 さん 和歌山テクノセンター

 スマートフォン、タブレット、パソコンなどに使用される液晶ディスプレイ部材や、太陽電池用部材など、恵和ブランドの製品を世界中に届けています。和歌山テクノセンターは、当社のコア技術を結集した研究・開発・生産の拠点として平成5年に和歌山県印南町に設立。平成16年には、同じく和歌山県印南町に和歌山テクノセンターⅡ、平成21年には、御坊工業団地内に和歌山テクノセンターⅢが完成、さらに平成28年4月、最新鋭の生産設備を増設しております。
 当社は、本社が東京、大阪にあり、工場は千葉県、滋賀県、福岡県、そして和歌山県と4箇所にあります。和歌山テクノセンターの従業員は200名、その内約90%は和歌山出身者であります。地域で愛され、信頼され、期待される企業として、今後も和歌山の皆さんとともに世界に向けたモノづくりを拡げていきたいと思います。

インタビュー06 地域との信頼関係も充実

SWS西日本株式会社新宮市佐野2106-7企業のホームページへ

製造本部 新宮工場 新宮工場長 廣瀬 祐司 さん

廣瀬 祐司 さん SWS西日本株式会社

 住友電装グループの国内製造拠点として、自動車用ワイヤーハーネスの製造を通じ自動車産業発展の一翼を担い、三重、 和歌山、石川、大分、熊本の5県に工場を展開しそれぞれの地域に根ざした企業です。また、海外製造拠点のマザー工場としても機能し、東南アジア各国にあるグループ会社の技術指導や人材育成にも携わっています。
 三重県松阪の本社から規模拡大のため28年前に新宮市に進出し、新宮市とも長いお付き合いになりますが、現在も様々な提案やバックアップをしてくれます。私たちも地域のボランティア活動に積極的に参加し、ますます信頼関係が深まったと感じます。
 新宮工場はほとんどが県内の雇用で従業員は約200名。そのうち約半数が女性です。毎年「ワイヤーハーネス技能五輪」に参加するなど、皆さんより高度な技術力を身につけようとしています。今後も、世界同一最高品質の製品を生産するため、 技能向上に努めていきます。

インタビュー07 Innovationが地方の時代を作る

クオリティソフト株式会社西牟婁郡白浜町中1701-3クオリティソフト株式会社イノベーションスプリングスのページへ

代表取締役社長 浦 聖治 さん

浦 聖治 さん クオリティソフト株式会社

 「東京でなくてもできる仕事は東京でやる必要はない」この想いから、和歌山に会社を設立しました。
 私たちの住む日本は、水と太陽と四季が自然を育む豊かな素晴らしい国です。そしてその素晴らしさは、開発し尽くされた都市ではなく地方にあります。世界一と言っても良いほどの豊かな自然に恵まれた日本人こそ、地方に住んでその豊かさを享受し、明日に向かう新たな発想を得て、精神的にも物質的にも豊かになり、世界に豊かさの範を示すべきだと考えています。
 クオリティソフトの本社は白浜町にあり、開発拠点として約80名の社員が働いています。更に大きな雇用を生み出すには、一企業の活動範囲に留まらず、様々な企業や人がこの地に関わり協力することが必要です。それには人々や企業が交じり合えるハブが必要になります。人々が集い、交流することで新しいアイディアが生まれる場所を作りました。名付けて「INNOVATION SPRINGS」。南紀白浜の温泉にかけてイノベーションが湧き出してくる泉という意味を持ちます。ここに未来を創造する人材が集まります。
 私たちは、南紀白浜に生み出したINNOVATION SPRINGSを核に、様々な人々と接点を持ち、地方からイノベーションを生み出し、豊かな世界の創造に貢献してまいります。
Think Global Act Local.
 私たちは自分たちの住む地域を大事にし、その豊かさに貢献したいと考えています。その積み重ねが我が国日本を豊かにし、そして豊かな世界の創造に繋がると信じています。

インタビュー08 リゾート要素が生み出すポジティブスパイラル

株式会社セールスフォース・ドットコム西牟婁郡白浜町2998-119企業のホームページへ

セールスディベロップメント本部 営業戦略室 室長 白浜オフィス長 吉野 隆生 さん

吉野 隆生 さん 株式会社セールスフォース・ドットコム

 当社はクラウドを使った顧客管理や営業支援のサービスを展開しています。きっかけは離れたサテライトオフィスで業務を行った社員が、リフレッシュ効果やモチベーションに関してどのように変化するか実証したいと思い、総務省が推進する「地域実証事業」へ参画する形で2015年白浜町に開所しました。
 拠点を決めた理由は東京本社からのアクセスの良さと安定したインフラネットワークが整備されていること。そして企業を誘致した後のサポートまでを前提に考えて和歌山県や白浜町が活動されていたことです。
 現在は顧客に対応する内勤営業チームが11名おり、移住者は4名、残りの社員は東京オフィスから3ヵ月間の循環型出張で来ています。
 白浜オフィスでは窓の外前面に海が広がり、自然に囲まれた環境で仕事をしているので、オフィス空間の中でもオンとオフの切り替えが効率的にできます。同じ営業チームでも東京オフィスより20%生産性が高い実績が出ています。
 また、当社では社会貢献活動を行っているのですが、地域に密着したボランティア活動が社員のモチベーションになり、生産性の向上に繋がっていると感じます。
 今後は様々な部門の社員が交流できる拠点にしていきたいのと、和歌山県の有望なIT人材の育成にも貢献していきたいと考えています。

県内企業インタビュー

和歌山県で躍進する企業をご紹介します!

オンリーワンを、和歌山で創造し続けます。

株式会社島精機製作所和歌山市坂田85番地企業のホームページへ

代表取締役会長 島 正博 さん

島 正博 さん 株式会社島精機製作所

和歌山発、世界の総合メカトロニクス企業

 品質の高さで世界的に定評のある、島精機製作所の横編機。その最新鋭機をはじめ全ての製品が和歌山の本社工場で作られています。世界初の多くの横編機を発明してきたのが、会長の島さん。コンピュータ横編機の売り上げは世界ナンバーワンのシェアを誇ります。縫製が不要でファッション性の高い製品が作れるホールガーメント横編機は、世界の有名ブランドで採用されています。「創立以来、ずっと心がけていることは、世界にないものを創ろう。さらに、魂のこめたものを、適正な価格で世界に送り出そう。技術と感性とコスト(経済性)の3つの輪をそれぞれ大きく成長させればもっといいものができる。シマセイキスピリットは『最高機能の製品を経済的な価格でお届けする』ことです」

和歌山の環境が、すぐれた発想を生む

 世界初の技術や特許が目白押しの島精機製作所。地方都市にあって最先端技術の開発は大変では?「東京でなくても、最先端を走っていれば、情報は向こうからやってきます。人生の1/3が仕事、 1/3が睡眠なら、残りの1/3は“考える”ために使うべき。和歌山には、それを可能にするゆったりとした環境があるんです。通勤時間も少なくて済むので、ゆとりを持った生活を楽しむことができますしね」
 そして、島さんが社員に常に語るキーワードが【愛】と【創造】と【氣】。「まず、仕事を愛する。そうすればやる気につながり、創造が生まれます。そして最高機能の製品とノウハウを、お客様にお届けすることで業界は発展し、やがて信頼関係が生まれます。Give&Givenの発想です」とにこやかに語ります。

和歌山で育んできた最先端の空調冷熱技術を世界へ

三菱電機株式会社和歌山市手平6丁目5番66号企業のホームページへ

冷熱システム製作所 所長 田邉 義浩 さん

田邉 義浩 さん 三菱電機株式会社

世界に誇る製品・技術を和歌山から

 三菱電機株式会社冷熱システム製作所は、1943年にこの和歌山の地で操業を開始し、以降様々な事業環境の変化を経験しながら、現在は三菱電機の空調冷熱事業の基幹事業所として大きな期待を背負い、世界数十か国へ空調機を出荷されています。
 「私たちの製作所では、オゾン層を破壊しない新冷媒空調機や省エネ空調機の開発、世界初の既設配管リユース空調機など、環境問題に正面から取り組むことで、この分野のパイオニアとしての役割を果たしてきたと自負しています。空調冷熱事業は世界的にも注目度の高い事業分野であり、当社としてもグローバルな事業展開をしておりますが、その中でもこの和歌山の製作所は、グローバル展開を支えるマザー工場として今後も大きな役割を背負っています。この和歌山の地から世界に誇る製品・技術をいままで以上に発信していきたいと思います。」

和歌山でこそ得られるビジネス環境

 「和歌山は、世界遺産・熊野古道や高野山、また歴史ある城下町を有する一方、最近はインフラ面での整備が強化されてきていると実感しています。加えて急速に進みつつある、IT技術を駆使した新しい働き方により、和歌山の魅力的な環境を享受しながら、日本全国あるいは世界各国と連携ができ、付加価値の高い事業活動を実施できるものと考えています。今後もいままで同様、和歌山の地域とともに成長していきたいと思います。」

地方発から狙う、No.1カンパニー

株式会社サイバーリンクス和歌山市紀三井寺849番地の3企業のホームページへ

代表取締役 村上 恒夫 さん

村上 恒夫 さん 株式会社サイバーリンクス

東京へひとっ飛び。想像以上に便利ですよ

 スーパーなどの食品小売業向けサービス、卸売業向けクラウドEDIサービス、官公庁向け地域防災システム提供サービス、モバイルネットワーク事業など、多岐にわたって活躍中のサイバーリンクス。2014年3月には東京証券取引所JASDAQ市場スタンダードへ上場し、2015年10月に東京証券取引所市場第一部銘柄に指定されました。
 「私たちは、ここ和歌山からスタートしました。今では全国に支社ができましたが、やはりこの地が気に入っています。メリットは何より関西国際空港への近さ。たとえば朝の飛行機で東京に行き、日中はビジネスをこなして、18時に和歌山に帰ってくるということも可能ですからね」と笑う、村上さん。もともとIT系は社屋の立地に関し、物理的な距離を問わないメリットがありますが、和歌山は周辺の環境の良さ、渋滞がなく快適に通勤できること、住んでいる場と仕事をする場の距離感のバランスが良いなど、“人が働く環境”が整っていると感じるそうです。

クラウド型ビジネスで日本一を

 現在、力を注いでいるのは、共同利用型のクラウドサービス。リソースを複数企業が共同利用することで初期投資が抑えられ、運用等にかかるコストも低減できます。「いいものを安く使える構造として、クラウド型のビジネスは今後ますます求められるでしょう。私たちはシェアNo.1企業となることで、常に最新のシステムを、より安く皆さまに提供したいのです」と村上さん。そのためにも大切なのが“優れた人材の確保”と言います。「一流企業でない限り、都心部では優秀な人材の確保は困難。地方では優秀な人材と出会えるというのが実感ですね」同社のチャレンジはまだまだ続くようです。

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